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探偵のブランド

2018年05月18日

『探偵にブランドはあるか』



どんな業界にも【ブランド】があります。リーディングカンパニーと言われる【業界大手】。それから全国展開している【チェーン】。

テレビやネットなどのメディアでの露出が大きい【有名店】。そして、地域密着で地元からの支持を受けている【人気店】。

しかし探偵はこのブランドが一般消費者から分かりづらい業界です。

大手といわれる調査会社や全国展開しているチェーンであっても、一般的な知名度はほとんどありません。



『ブランドとは』



ブランドとは、元々サービス全般をさす単語でしたが、今では「一流品」や「高品質」の商品を示す言葉として使われています。

それは言ってみれば「露出度」と「認知度」です。つまり、秘密裏に調査を行うのが業務である『探偵』と『ブランド』は、そもそも相反する部分があるのです。

テレビでよく調査会社をテーマにした番組があるようですが、全国的に有名な探偵タレントなんて人は居ません。

仮にそういう人が居たとしても、それは客寄せパンダであって現場にはまったく出ない人のはずです。

誰でも顔を知っている有名人に、尾行や張り込みは不可能です。




『口コミ』


また、【ブランド】とはクォリティの高さの事でもありますが、ホテルや飲食店であれば質の良し悪しはすぐに分かります。口コミでの評価もはっきりするでしょう。

しかし、探偵業は、口コミが表に出てきにくい業界でもあります。仕事の内容が個人のプライベートに関わる分野だからです。

私の経験上、例え依頼が成功しても、わざわざ周りの人にそれを宣伝したり、ネットで「ここの探偵に依頼したら上手くいきました」と書く人はほとんど居ません。

探偵に依頼した事は、例えプラスであっても、依頼人様にとってはあまり触れたくないデリケートな部分なのです。



『探偵業界のブランド』


このような業界だけに、探偵会社のブランドというものは、高い技術力や質の良いサービス、良心的な仕事内容ではなく、【立地の良い事務所】と【目立つ広告】そして、【車や調査員を大量に配備しているというアピール】になってしまいがちです。

依頼人の方に【ブランド】をアピールする為に、【立派な事務所の高い家賃】、【ばく大な広告費】、【高い人件費や営業経費】を発生させてしまっているのです。

これが、探偵業界の料金が高いカラクリの一つです。

しかし、逆の言い方をすれば、立派な事務所を持たず、広告にお金をかけず、調査員も最低限という個人探偵事務所が経営を続けていくには、【高い技術力】と【良心的なサービス】、そして【顧客満足度】が必要です。
でなければ生き残っていけません。

無名で地味だからこそ、ブランドに本来求められる【質の高さ】が必要不可欠なのです。

個人の私立探偵事務所にとって、露出度が少なく、地道に続けていけてること自体が【ブランド】の証と言えるかもしれません。