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言葉の防壁

先日、防衛省の情報基盤がサイバー攻撃を受けるという事件が発生しました。

以下、そのニュースです。

【陸自システムにサイバー攻撃、情報流出か 国家関与も 被害の全容不明】
http://www.sankei.com/affairs/news/161128/afr1611280003-n1.html (産経ニュースより引用)

内部情報の流出の事実は関係者に全面否定されていますが、最も強固であるはずの国防の要に侵入を許したのは事実。

「盗まれたものはありません」で済む話ではなく、侵入されてしまった事自体が問題です。

日本はセキュリティに対する危機意識が低い、というイメージですが、防衛省ともなると話は別です。軍事機密的な性質のものだけに堅固な防御システムが構築されているはずです。

今回の事件は、それを上回る高度な手法を持つ専門的な集団からの攻撃によって引き起こされたわけです。

言ってみれば、日本で最強の砦が破られてしまっているわけで、たいへん危惧するべき事態と考えています。

【ランサムウェアにご用心】でも記しましたが、ネット上におけるハッキング技術(正確にはクラッキング)は日進月歩。驚くほどの速度で進化しています。

また、単純な手法の進化だけでなく、あらゆるものがネットを媒介して繋がっていく現代の社会システムが、よりサイバー攻撃に対するリスクを増大させていると言えるでしょう。

探偵業に関係する身近な部分としては、かつて【個人の秘密】はアナログ的に【それぞれの手帳】に記されていました。しかし、今はオンライン上で個人情報を管理する時代です。

便利になった反面、思いもよらぬ形でそれが流出してしまう危険性が生まれたという事です。

社会がオンラインに依存していくに従い、当然、サイバー攻撃に対するリスクも加速度的に増大していくはずですが、実は、これまで日本に対するサイバー攻撃はそれほど激しく無かったという話も聞きます。

その理由が、【日本語の壁】です。

世界的にも技術の高いハッカーが、日本語の読解が困難だった事を理由に、日本を標的にしてこなかったというのです。

【日本語】というアルファベットと異質な文字が、ハッカー達に対する言葉の防壁となって、サイバー攻撃から守ってきたわけです。

その真偽は不明ですが、確かにプログラミング言語はアルファベットが基準です。知的水準の高いハッカー達とはいっても、わざわざ外国語を、それも世界的に応用の利かないアジアの一国の言語を習得するかは疑問です。

しかし、ここにきて、日本に対するサイバー攻撃が増加傾向にあるそうです。

【Google翻訳】に代表される【翻訳ソフト】の精度向上がその理由です。

ニューラルネットワーク(ものすごくざっくり言うとAI…人工知能の事です)によって、これまでのカタコトの不自然な翻訳から、自然で流ちょうな翻訳が可能になりました。

日本語がアルファベット言語圏の人々にとって身近なものになり、その結果として今まで日本語の防壁によって近づけなかったハッカーたちの【新規参入】を容易にしてしまったのです。

日本人は日本語というガラパゴスな母国語のせいで海外進出が難しく、世界から孤立しがちな民族です。

しかし、目に見えない日本語の防壁が、危険なサイバー攻撃や悪意のある外国人犯罪者から日本人を守っていたのだとしたら。

今後は、日本語を克服した犯罪者が日本をターゲットにし始めるリスクを考えるべきかもしれません。

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2019年2月23日未分類

Posted by moritantei