『ラブホテルの写真』

浮気調査の決め手となる証拠で、もっともイメージしやすいものは「ラブホテルの出入りの写真」でしょう。

ラブホテルは「ホテル」と名が付きますが、法律上では『風俗店』に近い業態とされます。
通常のホテルは、『旅館業法』により管轄されていますが、ラブホテルは、「店舗型性風俗特殊営業」として『風俗営業法』で管轄されています。
法律的にも、「性行為を目的とした施設」と明言されているわけです。

ラブホテルの出入りが不貞行為の決め手となるのは、それが理由です。

『時代の流れ』

このラブホテルが、時代の流れとともに形を変えてきています。
そのことが、今後の探偵業において、ひいては依頼者様にとって、影響として現れるかもしれません。

「おひとりさま」という時間の過ごし方が認知されてきている昨今。
「ひとりカラオケ」「ひとり焼肉」「ひとり居酒屋」と色々ありますが、この中に「ひとりラブホ」というものがあります。
予約も、チェックインの手続きもなく、好きな時間に入ってひとりきりになれて、しかも宿泊だけでなく、数時間の休憩も可能。
広いベッドや浴室。サウナや、ゲームや、カラオケや、DVDも完備しているところもあります。
そんなラブホテルを、リラックス目的でひとりで利用するひとが現れ始めているそうです。

この利用方法が認知され、一般に浸透すると、「ラブホテルの出入りの写真」の効力が弱まってくるということもあり得ます。

『考えられる影響』

さすがに浮気相手とのツーショットは証拠能力も十分でしょうが、少し工夫して、男女それぞれ時間差で出て「ふたり一緒の写真を撮られないように気をつける」ことで、「ラブホテルには入ったが、不貞行為はなかった」と言い逃れするひとも現れるかもしれません。

また、GPSによってラブホテルの敷地内に居ることが掴めても、地図上の位置検索や、車の写真だけでは、「ひとりでラブホテルに入って休んでいた」と言われてしまえば不貞の証拠にはならないかもしれません。
その後、すぐに車を調べられて、GPSもバレてしまうことでしょう。

『対策』

浮気の証拠の立証で重要なのは、相手との関係性です。
経験上、8割以上の浮気カップルが、「単純な肉体関係」だけでなく、「恋愛関係」にあります。つまり、浮気をしている人々は、ホテルにだけ行って性行為をするのではなく、それまでに、食事をしたり、ドライブをしたりと、二人きりでデートします。
いくら、ラブホテルの出入りだけをごまかそうとしても、そんなふうに過ごしている証拠を押さえれば、言い逃れは出来ないわけです。

これは、ラブホテルだけではなく、立証の難しい「個人宅への出入り」のときにも使えます。
ようは、「ラブホテルの出入り」という決定的な写真だけでなく、「二人が過ごしている写真」をたくさん集めることで、証拠能力を高め、言い逃れ出来ないようにしていくわけです。