福岡の探偵から見た世界

コロナウィルス騒動の渦中

いまや日本中がコロナウィルス騒動の渦中にありますが、連日のように「○○県で初の感染者」とか「これで死者は○○人」との報道がされ、店頭から生活必需品が消えるという非日常が起きれば、無理からぬことと言えます。

探偵として、根拠のない情報には踊らされず、なるべく客観的かつ冷静な目を持とうとしている私ですが、それでも、「小中高の一斉休校」や「確定申告の締め切り一ヶ月延期」などはこれまで記憶になく、それだけ異常な事態なのだとあらためて実感しています。

コロナがこうも人々の恐怖をあおるのは、致死率・感染率という数字的なものだけでなく、それが新型のウィルスであり、人類にとって未知の経験であること、世界中で無差別・同時多発的に起こっていること、そして何よりも、収束の目星がつかないことなどが理由でしょう。

 

大きなデマほど大勢が信じる

「大がかりなデマほど大勢が信じる」……かの独裁者・ヒトラーの台詞です。

ウィルスに関して、私はまったくの素人ですが、こと『情報』に関しては専門分野です。

出どころ不明の無責任なデマや、何が真実で何が嘘かわからない不確定情報の錯綜により、人々が平常心で居られなくなっていることは、当然の帰結だと思います。

ただ、ペストや天然痘が流行した近代と違い、今は遺伝子にまで人類の英知が及ぶ現代です。

これが、人類史に残る悲惨なパンデミックとなる可能性は低いのではないでしょうか。

むしろ、コロナそのものよりも、それによって生じるであろう(すでに生じて始めている)、『経済的な悪影響』のほうに不安を感じます。

 

コロナ騒動のあとにくるもの

話は飛びますが、昨年十月の増税以降、『皮膚感覚』として、経済のはっきりした停滞を感じていました。

それは、これまでずっと安定した経営を続けていた老舗の閉店や、街中の『空きテナント増加』といった、日常の光景に少しずつまろびでていたように思えます。

そこにきて、このコロナ騒ぎ。訪日観光客の激減や、大規模商業イベントの中止、物流のマヒ、外出控えによる消費の鈍化など。誰がどう見ても経済に深刻な影響を及ぼす出来事のオンパレードです。

数字としてはっきり結果が出るのはまだこれからでしょうが、展開によっては、リーマンショック級のマイナスインパクトが生じてもおかしくはないと思っています。

我々探偵業も、おそらくその影響からは逃れられない、というのが私の見解です。

 

コロナが福岡の探偵業に与える悪影響

飲食店や観光業のようなはっきりとした影響は受けないにしても、福岡の経済が悪化すれば、巡り巡って探偵・調査業にも波及するはずです。

人々の消費マインドが低下すれば、依頼の意欲も失せるかもしれません。なにより、こんな騒ぎでは「浮気しよう」なんて考える調査対象者も減り、浮気調査や素行調査のニーズも激減するのでは、と思います。

しかし、それ以上に、探偵業に強い影響を及ぼすもの。それは、コロナウィルスに発症したひとが「二週間の行動を洗われる」ことに他なりません。

 

二週間の行動の自白

これは、発症者の全行動を調べることで、感染源を特定し、あらたな感染ルートを割り出すためですが、二週間前までさかのぼって行動や接触者をすべて自己申告せねばならず、「浮気・不倫をしたひとにとっては自白にも等しい行為」と言えるでしょう。

そんなリスクがあるときに、好きこのんで浮気や不倫をする肝っ玉のひとも、それほど居ないのではないでしょうか。

そんなわけで、コロナウィルス騒動が沈静化するまでは、世の浮気男・不倫女の人たちも、おとなしくしていると考えられます。そうなると、当然、我々の仕事も激減するはずです。

 

探偵として初めての経験

長くこの仕事をしていますが、こういう状況は初めてのことです。

人々が、浮気や不倫を含めて自分の行動を根掘り葉掘り調べられ、そのために、不審な行動は自粛する。

その結果、我々のような探偵・調査・興信所の業務に支障が出る……これまで予想もしなかった展開です。

実は、現在のところ、我がもり探偵事務所にコロナウィルスの影響らしい影響はそれほど出ていません。

(一件、空港から出張する対象者を追跡するという依頼が、その出張自体が中止になったため延期になったくらいです)

しかし、このままコロナ騒動が続けば、探偵業に影響が出るのは必至です。

それでなくても、現在すでに生じている経済へのダメージを、そう遠くない将来、すべての日本国民がはっきりしたマイナスとして受け止めねばならなくなるでしょう。

 

尾行・証拠撮影を得意とするもり探偵事務所は、福岡の私立探偵です。