「メール問題と情報戦」

半ば冗談で「トランプショックを期待します」なんて記事を書いたところ、青天の霹靂のように【ヒラリー氏の私用メール問題】が持ち上がりました。

世界中の株式市場が下落する、ちょっとした【ヒラリーショック】が起こっています。

ヒラリー氏が苦境に立たされる事でトランプ氏の大統領就任の現実味が増し、やがて来る【トランプショック】を予見して株式市場が過剰反応するという、【ヒラリートランプ・ダブルショック】とも言えるややこしい状況です。

やはり【史上最低の大統領選】と言われる今回の選挙は一筋縄ではいきません。

そもそも、なぜヒラリー氏の私用メールが問題視されるか。

米国の【連邦記録法】という法律により政府高官のメールは保管および公開が義務付けられているからです。

政府指定のアカウントを使用する事で、常に【ガラス張り】である事が求められているわけです。

逆に言えば、わざわざ私物のアカウントを使用するという事は、「記録されたくない、公開されたくない内容だと言っているようなもの」…そんな風に疑われているのが、今回のメール問題のキモです。

(他にも、FBI幹部との癒着や資金洗浄疑惑もありますが割愛します)

さて、なぜ大統領選まであと一週間を切ったタイミングでこの問題が浮上してきたのか。

もちろん【たまたま】なんて事はありません。情報戦において、ネタの公開のタイミングに偶然やなんとなくは絶対にありえません。

ましてや、【世界最高の権力者を決める選挙】の情報戦なのですから、水面下では緻密かつ高度な戦略に基づいた生き馬の目を抜くような激しい情報戦が繰り広げられていると見るべきでしょう。

そのわりに、肝心の大統領候補同士のやり取りは中傷合戦の泥仕合ですが。

一説には、前回(7月)のメール問題の際に、真っ黒だったヒラリー氏を訴追しない事がFBI上層部で強引に決定した後、正義感に燃えるFBI職員たちが抗議の意を表す為、上司のデスクの上に辞表を積み上げたという話もあります。

大統領就任後の訴追は非常に困難になる為、最後のチャンスとして今ここで立ち上がった、という理由です。

まさにハリウッド映画のような展開で、私も個人的にはそうだったら良いな、とも思いますが、現実の情報戦はそれほど情緒的でもロマンチックでもありません。

途方もなく暗い闇の中で行われているものと考える方がしっくりきます。

真相は、イチ探偵ごときに分析出来るようなものでもないので、ただの空想です。

ヒラリー氏に敵対する対抗勢力(だからと言ってトランプ陣営とは限りませんが)が、今回の大統領選においてヒラリー氏に【圧勝】させず【辛勝】させ、その後の影響力を制限したかったのでは、なんて考えています。

「トランプ氏逆転なるか」などと声高に叫ばれてきていますが、そんなのは無責任な煽りで、よほどの事が無い限りヒラリー氏の勝利は不動とも言われています。

初の女性大統領として政敵トランプに圧勝し、盤石の権力を手に入れる…のを良しとしない勢力が、なんとかギリギリ大統領にはなったものの、敵も隙も穴も多い不完全なトップであると演出する為、今回のスキャンダルを仕組んだのかもしれません。

運命の4日後、いったいどんな結末になっているのか。

選挙戦の結末はまったく分かりませんが、今このタイミングで、反撃の為の【トランプ氏の致命的なスキャンダル】を公表出来ないヒラリー陣営にはもうネタが無く、【情報戦】に限ってはヒラリー氏の敗北で終わりそうかな、などと考えています。

追記:

この記事を出した翌日、またも青天の霹靂のように【FBIがヒラリー氏を訴追しない】方向性であると公表されました。最後の最後にどんでん返しが来た恰好です。

これがヒラリー氏の【政治力】によるものなのか、それとも別の思惑によるものかは不明ですが、これでますます選挙の行方は混沌としてきた事になります。

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