張り込みの友

張り込みと言えばアンパンと牛乳だそうです。私はそんなコントみたいなマネはしませんが。

出自は不明ですが、昔の刑事ドラマなんかの影響かと思われます。

アンパンはともかく(張り込み中は甘いものが食べたくなるから)、なんで牛乳なんだ、と思わずにはいられません。

そこはコーヒーだろう、と思いますが、オハギにお茶、ハンバーガーにコーラのように、アンパンと組み合わせが良いという事で単に牛乳になったというところでしょう。

調査会社によっては、張り込み中の飲食は慎むように、という方針を取っているところもあるかもしれません。

私たち探偵は忍耐強いので、一日くらいならロクに飲食しなくてもガマンは出来ます。

実際、チームを組んで調査するのが当たり前とは言え、トイレの回数は少ないに越した事はありません。

チームでは、基本的にそれぞれに担当がありますから、短時間にしろ欠員が出来る事は、調査体制にホコロビが生じる事になるからです。

特に、『私がトイレに行っている時に限って対象者が動き出す』という妙なジンクスがある為、トイレに行こうとすると他のスタッフが露骨に嫌な顔をします。

とはいえ、当事務所の方針では、張り込み中の飲食は特に節制していません。

私自身の経験上、張り込み中は適度に飲食した方が良いと考えているからです。

飲まず食わずでも耐えられるのが探偵とは言え、そんなギリギリの状態では肉体的にも精神的にもパフォーマンスは大きく低下します。

調査というのはものすごく集中力を必要とし、心身共に負担が大きいものです。ただでさえ大変な張り込みの最中、余計なガマンを体に強いても、良い結果は出せないというのが私の結論です。

それに、ものを食べたり飲んだりというのは、ストレスを軽減し、気分をリフレッシュしてくれます。

張り込み中は、【やれる事】の方が少なく(世の中にはゲームしながら調査する探偵も居ますが)、ストレスは溜まっていく一方ですから、飲食で適度にストレス解消するのは正しい事と考えています。

張り込み中というのは極端なもので、なぜだか、甘いものと塩っぽいもののそれぞれが食べたくなりがちです。

だから、少なくとも、『張り込み中にアンパン』というのは正しい選択かな、と思います。

しかし、ドラマで刑事が牛乳片手にアンパンを食べていた大昔と違い、最近のコンビニスィーツのレパートリィの豊富さ、クォリティの高さには感心させられます。

いまや張り込みは、コンビニカフェの淹れたてコーヒーを片手に、上質なスィーツを食べながら優雅にやるものに変化したと言えるでしょう。

もはや、『暗い顔してパサパサのアンパンを牛乳でモソモソ流し込む』なんてのは時代遅れです。

そんなわけで、ツライ張り込みの間も、美味しいスィーツやホットスナック類など食べながらリラックス出来る良い時代になったと言えます。

しかし、ひとつだけ悩ましいのは、張り込みが長時間になるような調査が続いてしまうと、【張り込み太り】してしまう事でしょう。

特に、あまり動きが無い人物の調査の時など、一日中じっとしたまま、ひたすら甘いものや塩っからいものを食べ続けてしまい、調査が終わる頃には体重計に乗ってビックリという事も良くある話です。

これからの季節は要注意です。

福岡の浮気調査は もり探偵事務所へ