探偵一筋二十年、福岡の私立探偵ブログ

高難度調査の発生

ここ福岡にて、浮気調査・行動調査を得意分野とするもり探偵事務所ですが、調べる相手についての事前情報が全然ない場合、さすがに調査は難しくなります。

ある程度の動きには対応できるだけの経験やスキル、機材の準備はありますが、それでも予想外の展開になるのが調査というもの。

中でもいちばん「マジかーーーー」となるのが、対象者がいきなり自転車やバイクにまたがったときです。

探偵・森の個人的感想にはなりますが、尾行の中でもっとも難しいのが『バイク』、次いで『自転車』だからです。

バイクに関しては、ほぼ駐輪場に止まっているので予測もつきやすいですが、自転車に関しては、マンションのエントランス内や玄関の中に入れてしまっているケースもあり、完全には予測不能です。

調査初日の朝、家から出てくる対象を張り込み、中から「ジャーン」と自転車とともに現れたときなど、全身から力が抜けていきます。

またコレか、と。

以前、ここのブログにも記したことがありますが、自転車の尾行は基本的に自転車でしか出来ません。

たとえごく普通のママチャリであっても、マラソンランナーの走るスピードより早く、絶対に徒歩では勝てないのです。

ましてや、自転車はほとんど体力を使いませんが、走ってそれを追いかける探偵はどんどんスタミナを消耗します。

いくら探偵が一般人より体力があると言っても、全速力で10分も自転車を追いかければ疲労困ぱい、長時間の追跡はとても不可能です。

 

そんなときどう対応するか

熟練の探偵であれば、『自転車尾行』の可能性も考慮して、折りたたみ自転車を用意することもありますが、いくら省スペースとはいえ、さすがに場所取るので常に車に積んでおくというものでもありません。

事前の面談で、クライアントに「対象者が自転車を使う可能性」を確認するようにはしていても、依頼人すら予測不能だったということも、よくある話なのです。

(そもそも対象者について情報がないからこそ、行動調査を依頼するわけです)

そんなわけで、まったく予想外の自転車が登場した場合、とりあえず探偵はスタミナの続く限り走るしかありません。

複数人で調査していれば、手分けして別のスタッフが自転車を調達……という選択肢もありますが、私の経験上、自転車の対象者の追跡は展開が早く、あっという間に移動しますから、対応が間に合わないことがほとんどです。

しかし、便利なサービスの登場により、この状況が変わりつつあります。

『シェアサイクル』です。

 

シェアサイクルとは?

『シェアサイクル』は、街のいたるところに設置されたポートで、即座に自転車を借りることが出来るというサービスです。

コンビニの駐車場などで、赤や白の自転車が何台も並んでいるのを見たことがある方も居るのではないでしょうか。

手続きはスマホ操作だけという簡便さで、事前にアプリのインストールと会員登録は必要なものの、受付は無人対応だし、面倒な書類記載や支払い手続きなどはありません。

スマホで予約し、発行された暗証番号を自転車に備えられたコンソールに入力すれば、そのままスムーズに借りることが可能です。

これまで、『自転車』は探偵にとっての鬼門でした。

予期せぬ自転車の対象者に対しては、可能な限り車両追跡し、あとは車を降りて走って追いかけるしかなかったのです。

しかし、もし近くにシェアサイクルのステーションがあれば、この限りではなくなったと言えるでしょう。

 

福岡市の浮気調査におけるシェアサイクルの利用

今回のブログに「福岡の」とわざわざ付けたのは、SEO対策ということもありますが、このシェアサイクルのサービスが特に福岡市で浸透しているという理由からです。

便利なシェアサイクルですが、まだ充分に一般に流通しているとは言い難く、全国各地どんな都市にもあるわけではありません。

しかし、福岡市では「福岡スマートシェアサイクル実証実験」という公的事業が実施されており、『天神,博多駅,ウォーターフロント地区から半径約2kmの範囲を対象として,都心部への自動車流入抑制,来訪者等の回遊性向上,放置自転車の減少などの課題解決を目指す』とされています。

この実験には、フリマアプリで有名な『メルカリ』のサービス『メルチャリ』が指定業者に選定されています。

その他にも、セブンイレブンにポートのある『ハローサイクリング』や『コギコギ』『ドコモバイクシェア』といったサービスもあります。

こと福岡都心部の調査に関しては、急な自転車のニーズが発生しても、これらをうまく利用することで、対処できる可能性はある、と言えるでしょう。

 

シェアサイクルによる調査の実践

まだ調査の現場で試したことはありませんが、急きょ自転車が必要な状況に遭遇した際は、落ち着いてシェアサイクルを利用しようと検討しています。

とはいえ……

『調査対象者が自転車で登場』 → 『スマホアプリを起動し、周囲のシェアサイクルポートの位置を確認』 → 『空き自転車の確認と予約申し込み』 → 『自転車に乗った対象の位置を確認』 → 『ポートに急行。暗証番号入力・乗車』 → ターゲットの捕捉

……というプロセスを遅滞なく実行し、調査に即応できるか。

自転車の相手は1・2分目を離しただけで、数百メートルは先に進んでしまいます。私の感覚的にはけっこうギリギリかな……という印象ですが、こればっかりは実戦で試してみるしかありません。

できれば、事前に情報を把握し、ちゃんと調査用自転車を手配し、ギリギリで対応なんてシチュエーションにならないようにするのが理想なんですが。

 

もり探偵事務所は、尾行・証拠撮影を得意とする福岡の私立探偵です。自転車だって走って追いかけます。