熊本地震により被災された皆さまには、心よりお見舞いを申し上げますとともに、被災地の一日も早い復旧、復興をお祈り申し上げます。

熊本県を襲った二度に渡る大地震。福岡もかなり揺れたようですが、私は出張調査で九州から離れており、大事な時期に事務所を空けておりました。

不幸中の幸いで弊所には被害という被害はありませんでしたが、お隣の県と言う以上に熊本には何かと縁があり、決して「対岸の火事」ではありません。

福岡で探偵業を営んでいたら、熊本は調査の現場として日常的に足を運ぶ場所です。特に今回甚大な被害に遭われた益城町は、つい先日仕事で訪れたばかりでした。

行動調査の現場となった場所では、探偵は、一風変わった時間の過ごし方をします。

「張込み」の為に同じエリアにじっと留まり、何時間も、場合によっては何日もその場所で過ごします。

張込み中は決してボンヤリしているわけではありませんが、調査対象者の行動次第では、車の中に留まり、日がな一日同じ場所から動かずに過ごすこともあるわけです。

仕事の性質上、本を読んだりスマホで時間を潰したりする訳にはいかず、必然的に、車窓から1日中風景を見ている事になります。

普通の観光や旅行、ビジネスでそういう過ごし方をする事はあまりありません。

そういう意味では、一度でも張込みの現場になった場所では、じっと風景を眺め、地元の飲食店に通い、住人の方達が日常的に使う(そして観光客はあまり行かない)商店で買い物したりして、その場所にすっかり定着してしまうのです。

そのエリア一帯に不思議な愛着が湧く、と言ってもいいかもしれません。

甚大な被害に遭われた益城町、西原村、そして南阿蘇。

いつまででも眺めていられる美しい田園風景の広がる一帯で、特に南阿蘇は、長逗留して音楽を聞いたり読書をしてのんびり過ごしたくなるような感じの良い場所です。

それだけに、今回の突然の震災には衝撃を受けました。

時間の経過と共に被災地では少しずつ落ち着きを取り戻しているようです。異常なほど続いた余震も減ってきてはいます。

しかし、地震被害の爪あとから完全に回復するには長い時間が必要です。避難生活を強いられた被災者の方々のストレスや心の傷(特にお子さん達)が癒えるまでには長くかかる事でしょう。

個人的な感想ですが、被災地の支援というものは、「イベント的・瞬間的な盛り上がり」ではなく、地に足をつけて「長く地道に」行うべきだと考えます。

隣人として、また調査の現場で何度も訪れて「お世話になった」者として、熊本の皆さまには、心よりお見舞いを申し上げますとともに、被災地の復旧、復興をお祈り申し上げ、出来る事で支援していけたらと思います。

 

 

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