仮想通貨の急落

このブログを記している前日の夜(2019年10月23日の夜)、仮想通貨が一時10%を超える急落をしました。

私は仮想通貨に投資しているわけでも、特に関心があるわけでもありませんが、世の中の大きな動きに対する興味としてこのニュースを見ていました。

もともと不安定な値動きの仮想通貨とはいえ、10%の変動はなかなか急です。

日経平均株価でいうと、当日の終値は2万2625円。10%といえば単純計算して2260円ほどですから、「日経平均一時2260円の暴落!」と発表されたらちょっとした騒ぎになるでしょう。

その原因は、以下のニュースとされているようです。

量子コンピューター、スパコンしのぐ性能実証 米グーグル発表 (産経新聞)

スパコンで1万年かかる計算を3分20秒で? 量子コンピューター (NHKニュースWEB)

 

Googleの量子コンピュータ

タイトルの通り、Googleなどの研究者が量子コンピュータを実証。従来のスーパーコンピューターで1万年かかるとされる計算問題を3分20秒で終わらせたという論文を、イギリスの伝統ある科学誌【ネイチャー】に発表したというニュースです。

どうしてこれが仮想通貨の暴落に関係するかといえば、仮想通貨のセキュリティがそのコンピュータによって無効化される懸念が生じたから……というのがその理由です。

仮想通貨は別名「暗号通貨」と言われる、インターネット上で架空の金銭をやり取りする技術です。紙幣と違い、形のないデジタルデータですから、それが信用され流通するためには、絶対の保証……セキュリティが必須となります。

そのセキュリティが無効になってしまうと、仮想通貨そのものが成り立ちませんから、マーケットが過剰反応したという見方も自然かもしれません。

 

デジタルセキュリティが破られる日

「Googleすごーい」「でも仮想通貨とか怖いし興味ないし自分には関係ないし」というひとは大勢居るでしょうが、ことは仮想通貨にとどまりません。

仮想通貨は性質上、信用がないと成立しませんが、それは、「紙幣のお金」が成立するために信用を絶対とし、徹底したニセ札対策を施しているのと同様です。

つまり「最強のデジタルセキュリティ」が施されているわけで、それが無効にされてしまうことは、ネット上のあらゆるセキュリティが意味をなさなくなることと同義です。

すべてのパスワードは解錠され、インターネットバンキングによる預貯金も全滅、メールアドレスやIPアドレスから個人情報も全部筒抜けになるでしょう。理論的には。

しかし、もちろん、そう決めつけるのは早計です。

 

意図的なミスリード

「スパコンで一万年かかる計算を3分20秒で!」と書くと確かにものすごいインパクトで、このニュースも一般消費者にそんな衝撃をもたらすことを見込んだ書き方をしているのでしょうが、一口に「計算」といっても様々な種類があります。

きわめて大雑把で乱暴なたとえですが、小学生の計算ドリル1億冊を数分で終わらせることと、東大の数学の入試問題1億冊を数分で終わらせることは明らかに違います。

凄まじい処理能力が立証されたからといって、それが即、デジタルセキュリティを無効化する技術に繋がるかと言えば、そう単純な話でもないようです。

とはいえ、こんなふうにマーケットを観察することは、とても興味深いです。

コンピュータの進化と人間の欲望とが融合した結果、世の大きな動きはまずダイレクトに経済に反映されるからです。

 

全員参加の戦争

個人的な意見ですが、現在は戦時下にあります。

それも小競り合いや代理戦争ではなく、大きな戦争です。

「ビジネスは大人のケンカ」という表現がありますが、まさにその通りで、ビジネスマンが世界一の大国の盟主になった時点で、それは決定的になったと思います。

「米中が開戦!」か表明されたら、それは歴史に残る一大事でしょう。

日本は戦争放棄しているとはいえアメリカの同盟国ですから、我々日本人も徴兵されることはないにしても決して他人事では済まされません。

武器を使ったドンパチであれば、直接戦うのは兵士でしょうが、経済がもしイコール戦争というのであれば、「消費者」であるすべての老若男女が、好むと好まざるとにかかわらず参戦することになります。

しかし、現状、それに近い状態であるというのが私の感覚です。そういう見方であれば、経済にからむニュースもまた違った側面が見えてくるかもしれません。

今回のGoogleの量子コンピュータに関する記事も、ある意味では「新兵器開発の端緒」のように見えなくもないからです。

福岡のいち探偵が語るには大きすぎる問題で、しかも我ながらかなり強引な論理展開ですが、自分なりに情報を粗しゃくし、真剣に生きるに越したことはありません。情報が手の平の中で下から上に猛スピードで流れていく時代ならなおさらです。

 

アインシュタインの予言

有名な【アインシュタインの予言】という言葉をご存知でしょうか。

アインシュタインがインタビューで、「第二次世界大戦では核爆弾が使用されました。第三次大戦ではどういう兵器が使われると思いますか?」と問われ、「第三次世界大戦はわかりませんが、第四次大戦はわかります。石と棍棒でしょう」と答えたものです。

つまり、第三次大戦にて世界文明は崩壊し、原始時代に逆戻りしてしまうだろう、という皮肉です。

しかし、どうやら人類はもっと狡猾で冷静だったらしく、第三次世界大戦で使用される兵器は「経済」だったようです。

おかげで、石器時代に逆戻りするどころか、スパコンを遥かに超えるコンピュータの実現と、AI技術の発展により、さらなる知的進化を遂げました。第四次世界大戦で使われる兵器はおそらく次世代のコンピュータでしょう。

もし、今の世で、アインシュタインが存命であれば、どうなっていたでしょうか?

案外、Googleの社員になっていたかもしれません。

 

もり探偵事務所は、尾行・証拠撮影に特化した福岡県の【行動調査専門】の私立探偵です。

こちらの記事もどうぞ 【ランサムウェアにご注意】 【ハイテク調査(ドローン編)】