相模原死傷事件

本日は社会現象にもなっている「ポケモンGO」についての記事でものんびり書こうと考えていましたが、昨夜起きた死傷事件でそれどころではなくなりました。

目を疑うほどの犠牲者数でしたが、やはり平成最多どころか、戦後最多の殺人事件になったとのことです。

日本史における大量殺人事件には、有名な「津山三十人殺し事件」がありますが、戦前の閉鎖的な寒村であり、しかも犯人は猟銃を使用しました。

この現代日本の、神奈川県という都会で、刃物のみを使用した大量殺人である事に、この事件の「異様さ」と「恐ろしさ」が垣間見えます。

日本における大量殺人事件

銃や爆発物の規制が厳しい日本では、大量殺人事件は(例えばアメリカなどに比べて)起きにくい傾向があります。

しかし、今回、一青年が銃火器も使わずにこれだけの人を殺めた背景には、事件が「障害者福祉施設」という場所で起きた事があるでしょう。

ようは、「弱者を狙った暴力」だったという事です。

平成13年に発生した「池田小事件」と同じです。あちらは学校という閉鎖的な空間で幼い子供を狙った事件でした。

今回の事件で分かるように、「凶器が手に入るか否か」だけが大量殺人事件の発生要件であるわけではありません。

他者を思いやり、弱者を保護するという社会の上に平穏が保たれているわけです。その大前提が崩れてしまえば、効率よく人を傷つける武器が「手に入りやすいか否か」などは関係無く、容易に信じられない凶悪な犯罪が起こり得る、という事です。

そして、そんな時に犠牲になるのは、逃げ場のない閉鎖的な環境下に居る弱者です。

そこに加えて、「どうすれば未然に防いで行けるか」という具体的な対策が講じにくい(というよりも、実際は不可能に近い)という事に、何よりも不安を感じてしまいます。

今回の事件を機に、今後、新たな規制が制定されるなど何らかの「対策」がとられることになるかもしれません。

しかし、結局は、狙われるのが「逃げ場のない場所に居る弱者」である限り、突発的に起こる凶悪な犯罪を未然に防ぐことは難しいでしょう。

探偵業は、平和な社会の上に成り立っている稼業です。

「社会の平穏」に対して、探偵の私に何が貢献できるだろう……と常々考えていますが、それはさておき、今後このような悲惨な事件が起きないように祈りつつ、犠牲になった方たちに哀悼の意を表したいと思います。

 

もり探偵事務所は、尾行・証拠撮影に特化した福岡県の【行動調査専門】の私立探偵です。