福岡の探偵・浮気調査 | もり探偵事務所

0120-998-993 お問い合わせ

「ぶっ殺す」も無理はない

「ぶっ殺す」も無理はない

配偶者…つまり自分の夫や妻に裏切られ、浮気・不倫をされてしまった人を「被害配偶者」と呼びます。

そして、不貞を行った配偶者を「加害配偶者」と呼びます。

「被害者」「加害者」と聞くと、暴行や傷害といった犯罪行為を連想しますが、刑法の問題ではない為、浮気や不倫は正確に言うと「犯罪」ではありません。

しかし、精神的に傷を受け、そして本来尊重されるべき権利を侵害された事から、被害配偶者は「被害者」と言えるのです。

ときには、良識と社会的地位をもったひとが、「ぶっ殺してやる」と言いたくなるほどに。

 

浮気の共犯者

さて、浮気や不倫といった問題が特殊なのは、必ず「共犯者」とも言うべき存在がセットで居ることでしょう。

それらは、自分のパートナーとくっついてしまう「相手」が居て初めて成立するものだからです。

この、刑法で言うところの「共犯」を、民法の世界では、「共同不法行為」と言います。

法律用語としては厳密には違うのですが、言葉のイメージとしては「共犯者」の方がしっくり来るかもしれません。

この共犯者、別の表現では、「双姦者」とも呼びます。ソウカンシャ。ふだんなかなか目にしない迫力のある字面ですが、いかめしい字に相応の行為という事なのでしょう。

 

被害者一人、加害者二人

浮気や不倫といった法律問題では、必ず、被害者一人に加害者が二人存在することになります。

(【不倫の何がいけないの?】という記事で、私がくどいほどに、依頼人の立場を弱いと表現し、常に依頼人の味方に立つというスタンスを取った理由の一つが、依頼人サイドは最初から数で負けているからです)

そして、被害配偶者は、加害配偶者その不倫相手である双姦者との二人に対して「慰謝料請求」を行うことが可能です。

これが、暴力を受けたり金銭を奪われたという「犯罪行為」であれば、警察に逮捕され犯罪として立件されたあと、「罰則」による相応の刑罰を受けるという流れになります。

しかし、民法では警察に逮捕されたり刑罰を受けたりはしません。

その代わりとして、「慰謝料請求」を行うことになるのです。

 

お金の問題と気持ちの問題

犯罪の被害者やその家族が、犯人に罰が課せられることで気持ちを整理するように、不貞をされた被害配偶者もまた、金銭的な賠償によって、傷つけられた心と権利を補填することになります。

ただ、私のところに来られた多くの依頼人の方にとっては、単純なお金の問題ではなく、『気持ちの問題』であるように感じます。

加害配偶者と双姦者の二人だけが楽しく過ごし、自分だけが辛く苦しい思いをしたのだから、せめてその気持ちの一部でも分からせてやりたい、相応の償いをさせたい……それが、依頼者様に共通する「想い」です。

それは、単純にお金をもらったからどうこう、というものでもないでしょう。

 

逆転する被害者と加害者

しかし、いくら被害者であっても、相手に罪を償わせる為に何をやっても良いということにはなりません。

それどころか、被害配偶者の行動があまりにも過激で問題がある場合、被害者と加害者が逆転し、被害配偶者が、不倫相手であるはずの「双姦者」から、プライバシーの侵害や脅迫等を理由に訴えられる危険性もあります。

こと、問題が男女関係のトラブルだけに、関係者全員が感情的になってしまったり、頭に血が上ってしまうのはある意味で仕方のないことです。

 

探偵の使命

探偵としての使命は、依頼人である被害配偶者の為に動かぬ証拠を確保すること。

これに尽きますが、同時に、誰もが感情的になる男女問題において常に冷静であり続け、依頼人の方と「対話」する事ことで感情のコントロールの手助けに努める……これもまた、探偵の大事な役目である、というのが私の持論です。

証拠撮影』だけが探偵に依頼する意味ではないのです。

 

「ぶっ殺してやる」という事例

本来であれば「被害配偶者」であった夫が不倫相手に対して行った行為について、逆に問題になった事例があります。

平成21年4月16日、東京地方裁判所での事案です。

この事案では、自分の妻と不倫関係にあった双姦者の男を自分の家に呼びつけて、

「ぶっ殺してやる」

などと脅迫的な暴言を浴びせかけた夫が、逆にその行為は不法行為になるのでは、と問題になりました。

東京地裁は、「言動は穏当さを欠き不適切ではあっても、本人の心情的に無理からぬ理由であった」と、不法行為の成立を否定する判断を下しました。

この事例では、不倫した自分の奥さんが、不倫相手の子供を妊娠していたのです。

「ぶっ殺す」くらい言って当然だ、と裁判所も認めたわけです。

 

こちらの記事もどうぞ  【離婚は不幸か?】   【探偵と法律】

 

コメントを残す