最近、サブスクで懐かしいアニメを見る機会がありました。
名探偵ホームズ。1986年のアニメです。
(『犬のホームズ』といえば分かる人には分かりますね)
サブスクに関して、私はちょっと否定的なんですが、
(消費者が無料・定額に慣れてしまう。時間の使い方が偏ってしまう)
こうやって、二度と見られないと思っていた子供の頃のアニメをまた見られると、それもアリかと思ってしまいますね。
私にとって名探偵はコナンでなく、犬のホームズです。
「私立探偵になる」と決めたのは高校生のときでした。
しかし、「なぜ探偵になろうと思ったのか」については、漠然としていてハッキリしません。
案外、幼き日に見たこの名探偵ホームズが原点にあるのかも。
何十年ぶりかに見た名探偵ホームズの印象的なOP。
犬のホームズとワトソンは、ひたすら走り、乗り物に乗り、駆けまわっていました。
本当に、とにかく走って、走って、走ってばかり……。
ひるがえって『現実の探偵』になった私も、ひたすら走りまわっています。
(比喩的にでなく行動として)
……やはり、私にとっての探偵の原点は、この名探偵ホームズなのかもしれません。
さて、そんなふうに依頼人さまのために、日々駆けまわる私ですが、自分が誰かに頼らざるをえないときもあります。
直近でもそんなことがありました。
プライベートでバイクツーリング中、とんでもないところで、パンクしてしまったのです。
長崎県東彼杵郡川棚町小串郷。
ここです。↓

ちなみに、もり探偵事務所からの距離、じつに120キロ。

仕方なく、バイク押しながら山道を歩き、最寄りの駅までたどり着きました。
『小串郷駅』です。聞いたこともない。
さいわいロードサービスには加入していたので、レッカー業者さんに助けにきてもらいました。
他県の、聞いたこともない、初めて訪れた山中で、とつぜん身動きが取れなくなる……
そんなときに誰かに助けてもらうと、
「トラブルを解決してくれるプロが、いかに頼もしく、ありがたいか」
を客観的に知る良い機会となります。
考えてみれば、レスキュー業者というのはスゴイひとたちです。
たとえば『狭路にハマりこんで脱輪した大型車を救助する』という作業。
大型車を助け上げるためには、大型車で行かねばなりません。
つまり、大型車がハマりこんでしまうような狭い道に、大型車で向かうわけです。
あれ? 矛盾してません?
通行の難しい細い道に行き、自分はミスすることなく、誰かを救助する……。
ナマはんかなウデでは、とうていムリでしょう。
じっさい、私が遠い目をしながらレッカー車到着までの90分を待ち続けた小串郷駅周辺は、車一台半くらいの広さしかない踏切がありました。
そこに、バイクが数台積める長ーいトレーラーで、スイスイ入り込んできたのです。
一目見て、「タダモノじゃない」と思いました。
探偵もまた、ドライブテクニックが必須の稼業。
他人に対して「運転ヘタだな」とは思っても、「自分より運転技術が上」だなんて、めったに思いません。
助けてもらいながら、そのスゴウデと少し会話しました。
私は自分が無論探偵とは言いませんでしたが、『ひとからオカネをもらって、いろいろサービスをしている自営業』とは伝えました。
それもあってか、話は弾み、いろいろな業界裏話を聞かせてもらいました。
中には、なかなかおおっぴらに言えないことも(その業者さんではなく、業界全体のハナシで)ありました。
しかし、ひとつ思ったのは、世の中にはいろいろなプロフェッショナルが居て、社会のあまり目立たない場所で、確実に誰かのチカラになっているんだなーということ。
せっかくの休みの日のロングツーリングは微妙に終わってしまいましたが、これもまた、じつに探偵的といえる、刺激的で楽しい休日だったと思いました。
探偵って『想像もしなかったとか』『予想外のできごと』ってのが、けっこう好きなんですよね……
(調査中でなければ)












