浮気は病気か本能か


浮気は男の本能? 甲斐性?

 

長年浮気調査を専門とし、日常的に浮気する男性を見ていると、「こりゃビョーキみたいなものだな」と思うことがあります。

たいていの浮気男性は、それが不法行為で、家族に対する裏切りであり、大切なものを失うリスクであるのに、何度も繰り返すからです。

(もしそのリスクを分かっていないとしたら、それもまたビョーキみたいなものです)

しかし、けっして少なくない男性が、「浮気は男の本能みたいなものだよ」と言い切ります。

また、浮気する当の男性自身は、「浮気は甲斐性」とのたまうかもしれません。

勝ち組のオスにとって、複数のメスをモノにすることは自然の摂理であると。

 

 

シロの浮気調査とクロの浮気調査

 

配偶者が居る人間の不貞行為は、法律でハッキリ認められた『不法行為』です。(民法709条と770条)

『浮気は悪いこと』と社会的に認められているわけです。

とはいえ、私たち探偵が業務としてやっていけるのも、そういう行為が日常的にまん延しているから。

浮気は悪いことですが、同時に、よくある当たり前のことなのです。

 

 

浮気調査の夏

 

さて、この夏あたりからの浮気調査では、シロの結果が続きました。

シロというのは、「対象者に不貞行為や浮気相手がなく、クリーンである」という結果であり、その判断はなかなか難しいんですが、こちらもプロですから、十分な期間を調査してなにも出てこなければ、「シロ」という結論をくだし、依頼者さまに報告します。

ただ、依頼者さまにしても、怪しくない相手にお金をかけて調査依頼することはほとんどありません。

たいていは、「グレーのひと」を調べ、それがやっぱり「クロだった」確認を取る……というのが、浮気調査のセオリーです。

こんなふうにシロの調査結果が続くのは、珍しいといえば珍しいことなのです。

 

 

ひとは信じられるか

 

探偵にとって、クロの瞬間を押さえるのはある意味腕の見せどころですから、単純に『スキルの発揮』という意味では、やりがいがあります。

何日も調査してなにも出てこない「シロの調査」より、「クロの調査」のほうが現場としては充実するのも否めません。

ただ、クロの結果というのは、依頼人さまにとって「あなたの配偶者はあなたを裏切ってました」という冷酷な宣告です。

無邪気に「いい結果が出せた」と喜んでいられるばかりのモノではないのです。

だから、シロの調査が続いたここ最近は、「パートナーを裏切らなかった対象者」を続けて見たということでもあり、「誰もかれもが絶対浮気するわけでもないな」と、私も(変な表現ではありますが)対象者を見直したところが少なからずありました。

しかし、年末も近づいた直近の調査では、『クロの調査』が続き、「パートナーを裏切っていた配偶者」の姿を連日見せられています。

私くらい長年探偵を続けている人間は、いまさら「ヒトは信じられるか、信じられないか」などを真剣に思い悩んだりはしません。とっくに、そのあたりには、自分なりの割り切りができています。

それでも、こうクロの結果が続くと、冒頭に述べたようなことが、チラリと頭をよぎるわけです。

 

 

シロ VS クロ

 

年末になり、今年度の区切りが近づいてくると、「今年の調査では、シロとクロどっちが多かったかな」と個人的な統計をとります。

だいたいは一方的な結果に終わるんですが、今年はけっこう『シロの調査』もあったんで、そのへんの比率はいつもと違うかも……と考えていました。

しかし、ここにきてクロの結果が続き、猛烈な追い込みをかけています。

やはり、今年度も「浮気調査はだいたいクロ」という結論に落ち着きそうです。

そして私は、来年もまた、依頼人さまに「浮気調査って、やっぱりクロが多いんでしょうか……?」とたずねられ、「そう言わざるを得ませんね」と答えることになるのでしょう。

 

 

もり探偵事務所は、尾行・証拠撮影を得意とする福岡の私立探偵です。